2010/1/24 日曜日

ショーウィンドウ・エッセイ

column — 長尾 @ 14:28:32

まだ僕が福岡にいた頃、僕は自転車で会社に通っていた。

その通勤途中の病院(たぶん病院だったと思う)のショーウィンドウには毎月違った絵が飾っていた。絵が好きだった僕はその病院の前をいつも気にしながら通っていた。

そのショーウィンドウにあった絵の中で、僕が最も好きだった絵は、フスマぐらいのサイズの絵で、オリーブの木と目がギョロっとした大きな男性を墨で描いたモノだった。(翌月にその絵は、違う絵に変ってしまった。)

その病院がある通りの先には、ジャズのライブなんかも企画する小さなギャラリーがあって、ちょくちょく立ち寄っていた。そしてある時、あの絵がそのギャラリーで展示されていた。そしてそれが堀越千秋さんの絵という事を知った。

さすがに絵は買えなかったけど、彼が書いた本を買った。その本はエッセイで、長くスペインで暮らしている彼の愉快な日常が書かれていた。ぼくはそのエッセイにハマってしまい、どうしても彼が住んでいるスペインのアンダルシアに行きたくなってしまった。そして、ついでに会社も辞めたくなってしまった・・・。

僕は会社に辞表を出して、友人や同僚からこれからどうするの?と聞かれた時に、「とりあえずスペインに行ってきます。」と答えていた。

会社を辞め、スペインに行って、実際にアンダルシアもさまよってみたけど・・・僕にはスペインはあわなかった。

堀越さんとは、来日した時にそのギャラリーで会った。ちょっとイメージとは違っていたけど、やっぱりご機嫌なオヤジだった。

さっき今年のYKKのカレンダーをMさんから貰った。そのカレンダーに描かれている絵がまさに、「堀越千秋」さんの絵だったのです。だから、当時を少し、思い出したのでした。

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