2012/1/26 木曜日

ベン・シャーン

column — 長尾 @ 10:03:14

一番好きな画家は、やっぱりベン・シャーンでしょうか。

少しイラスト的?で、ギザギザな線、なんとなく昔から知っている様な画風。

初めて知ったのは、20歳の頃にポスター屋で見つけた下の一枚。

sharn3.jpg

店員の人に、「これは誰の作品ですか?」と尋ねると「これはベン・シャーンという人の作品です。」と教えられました。

それから彼の作品をもっと見たいと思い、福岡中の本屋を探したけど全くありませんでした。

僕の父親はわりと絵に詳しい人なので、「父ちゃん、ベン・シャーンって知っとる?」と聞いてみた所、「お前が生まれるぐらいの頃、すごく好きだった画家の一人だ、画集も2冊もっているぞ」と答え、自分の部屋から海外版のドデカイ画集1冊と、大阪で回顧展があった時の図録を持って来たのでした。

その2冊には、それはそれは僕好みの絵が満載でした。そして初めて見る絵なのに、どこか見覚えがある様な絵だなぁと思っておりました。

shahn3l.jpg

後々知るのですが、60年代、70年代のイラストレーター達にかなり影響を与えた画家らしく、日本でも和田誠や柳原良平、粟津潔 など、ベン・シャーンの様なギザギザな線で絵を描いていたみたいです。あのアンディ・ウォーホルも初期のイラストレーター時代は、ベン・シャーンの様な タッチで描いていおります。

だけど、一般的にはそんなに有名ではないんですね。作品だってたくさんある、多くの画家に影響を与えているのに・・・。

たぶんそれは彼がパトロンやスポンサーが嫌う画家だったからじゃないかなぁ?

彼は反骨精神のかたまりの様な画家で、冤罪になった人をテーマにして作品を描いたり、貧困、暴動、差別など、普通の作家が取り上げない様なテーマばかり描いているからかもしれない。

ビキニ沖の核実験の被害にあった日本の漁船「福竜丸」をテーマに描いたりもしているし、核を開発した博士を描いたりもしている。

先ほどネットで検索してみると、NHK・日曜美術館「静かなるプロテスト ~反骨の画家 ベン・シャーン~」で放送していた!なんてタイムリーなんだ! テレビがないけど見てみたかった。

それに、大回顧展があるらしい!!(九州にはこない・・岡山県立美術館に来るのでそれには行くぞ!)

今だからこそ、改めて評価されている画家なのかもしれないなぁ、たぶん本人は評価なんてどうでもいいコトだろうけど。



コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS トラックバック URL

コメントをどうぞ




ユキヒラ・モノデザイン事務所
843-0151 佐賀県武雄市若木町大字川古8373番地
電話:0954-26-2279


© 2007- Yukihira mono design



ケイタイからも www.yukihira.jp で見れますヨ