きっかけの・アート

いよいよ今週末の29日(土)から、
有田町にあるbowlさんで、
暮らしの中のアート展」を開催致します。
先週は色々なお店にDMを置かせてもらうために
あちらこちらのお店にお伺いしていました。
快くご協力頂いたお店の皆さん、
ありがとうございます。
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さて、なぜ「暮らしの中のアート展」を
bowlさんで開催する運びになったかを今回はお話します。
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3年前に僕の父親が突然他界し、
父の膨大なコレクションであった
絵画や本の整理を僕がする事になったのです。
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数日かけて、価値があるモノだけを探し出し、目ぼしい作品を アートギャラリーの査定に出しましたが、結果は、著名な作家の作品でも思ったより低い評価だったので、それだったら自分で売ってみようと思ったのです。
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ギャラリーを借りて個展の様に売っても面白くはないし、
どうしようかと考えていた所に、
今年の4月、bowlさんのプレオープンに呼ばれた際、
センスの良い商品選び、店のレイアウトに感動し、
この空間で販売させてもらったら面白いかも?と思い、
さっそく店長のタカツカさんに相談したのです。
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タカツカさんは、波佐見町の「HANAわくすい」時代からの知り合いで、前々からそのセンスの良さは知っていたので、是非彼女に、父のコレクションを見てもらい、タカツカさんがbowlで取り扱ってみたい作品を選び、彼女のセンスで展示してもらえればと思ったわけです。
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そして、bowlでの企画展を承諾してもらい、
数ある父親のコレクションの中から、
タカツカさんが面白いと選んだ作品が、
現代美術作家の岡田 露愁(オカダロシュウ)のシルクスクリーンだったのです。
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岡田 露愁という作家さんは、70年代から活躍している現代美術家で、油彩、版画、ドローイング、オブジェ、陶器、デザインワーク、建築デザインなど幅広いジャンルで作家活動をしています。
今回展示販売する作品は、88年に制作した木版とシルクスクリーンを併用した大判作品である「BLUMEN」シリーズの5点。
そして、90年に制作したシルクスクリーン「ANIMAL FARM」シリーズの11点です。
2シリーズとも、実際は木製のオリジナルケースに収められており、シートのみで額装はされていなかったので、タカツカさんの監修のもと、無垢のブナ材を使ったフレームをオリジナルで制作しました。
この作品を収めていたケースも作家がオリジナルで作った個性的なものなので、こちらも一緒に展示する予定です。
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今週末は、bowlのセレクトした上質な日用品と一緒に、
岡田露愁の大胆な構図とユニークな世界観が描かれた作品をお楽しみ下さい。

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